四肢軟部肉腫
希少がんの種類別に治療やセカンドオピニオンなどの対応状況を掲載しています。
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実績
院内がん登録件数(2020年の実績)
院内がん登録総数(含む診断のみ、他院治療開始後治療など) | 21件 |
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うち、初回治療開始件数 | 17件 |
部位別初回治療開始件数
上肢(患者数) | 1-3件 |
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下肢(患者数) | 11件 |
体幹(非内臓)(患者数) | 1-3件 |
進行例・再発初診の診療実績件数
四肢軟部肉腫IV期の症例数 | 1-3件 |
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他院治療開始後(含再発)初診症例数 | 4-6件 |
初診から治療開始までに要する日数
年 | |
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中央値 | |
平均値 |
治療種別(2019年の実績)
四肢軟部肉腫の手術件数
初発根治・ 再建有り (件数) |
初発根治・ 再建無し (件数) |
再発広範囲 切除手術 (件数) |
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10件 | 1-3件 | 4-6件 |
手術以外の治療を施行した人数
放射線治療 (患者数) |
治験を含む薬物療法 (患者数) |
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4-6人 | 10人 |
セカンドオピニオン(2020年の実績)
セカンドオピニオン症例件数(来院時に四肢軟部肉腫の診断/疑いのもの) | 4-6件 |
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診断
病理診断
術中迅速診断が実施できる体制の有無
術中迅速診断が実施できる体制の有無 | ○ |
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常勤の病理専門医
氏名 | 下山 芳江 |
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医学部卒業年 | 1997年 |
専門医、取得年 | 2004年 |
他の資格 | 細胞診専門医、臨床検査専門医 |
主な経歴 | 土岐市立総合病院にて臨床研修後、名古屋大学大学院医学研究科博士課程(病理系病理学第2)に入学、大学院卒業後、名古屋大学医学部附属病院病理部にて診断に従事、2014年より准教授。 |
他施設の軟部肉腫専門医の病理専門医との連携
主な連携施設名 | 金沢大学附属病院 |
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自施設に(骨)軟部腫瘍診断のコンサルタントが勤務している | いいえ |
連携件数 | 2020年 20件 |
軟部肉腫診断における国立がん研究センター病理診断コンサルテーション提出件数 | 0件 |
軟部肉腫診断における日本病理学会・病理診断コンサルテーション提出件数 | 0件 |
放射線診断
常勤の放射線診断専門医
常勤の放射線診断専門医 | ○ |
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PET検査を実施できる施設
主な連携施設名 | 自施設 |
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治療
外科手術
常勤の軟部肉腫専門の外科医1
氏名 | 西田 佳弘 |
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診療科 | 整形外科 |
医学部卒業年 | 1988年 |
専門医、取得年 | 1997年 |
他の資格 | 日本整形外科学会認定骨軟部腫瘍医、日本リウマチ学会指導医、がん治療認定医、がん治療暫定教育医、日本医師会認定産業医 |
主な経歴 | 1994-1997 国立療養所中部病院臨床研究部1997-1999 Rush Medical College1999-現在 名古屋大学(2010年より整形外科准教授、2018年よりリハビリテーション科病院教授) |
常勤の軟部肉腫専門の外科医2
氏名 | 亀井 譲 |
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診療科 | 形成外科 |
医学部卒業年 | 1984年 |
専門医、取得年 | 1996年 |
他の資格 | 日本外科学会専門医、日本手外科学会専門医、日本創傷外科学会専門医、皮膚腫瘍外科指導専門医、日本美容外科学会教育専門医 |
主な経歴 | 1986 厚生連加茂病院1988 静岡済生会総合病院1989 名古屋大学1993 愛知医科大学附属病院1994 岐阜県立多治見病院1998-現在 名古屋大学(2009年より形成外科教授) |
整形外科・形成外科専門医の常勤医数
整形外科 | 31人 |
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形成外科 | 6人 |
形成外科的再建手術の可否
自施設における形成外科的再建手術の可否 | 可能 |
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小児に対応可能な外科医との連携
主な連携施設名 | 自施設 |
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連携件数 | 2020年 15件 |
上記の施設は小児がん拠点病院である | はい |
上記の施設は小児血液・がん専門医認定研修施設である | はい |
上記の施設は日本小児がん研究グループ(JCCG) A会員施設である | はい |
放射線治療
常勤の放射線治療医
氏名 | 川村 麻里子 |
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医学部卒業年 | 2004年 |
専門医、取得年 | 2010年 |
他の資格 | |
主な経歴 | 2008-2010 放射線医学総合研究所 重粒子線治療に従事 |
重粒子線(または陽子線)治療を実施できる施設
主な連携施設名 | 放射線医学総合研究所 |
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薬物療法
軟部肉腫に対して薬物治療を実施する場合、標準治療を提供している
軟部肉腫に対して薬物治療を実施する場合、標準治療を提供している | ○ |
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軟部肉腫に対する薬物治療を実施可能な常勤のがん薬物療法専門医
氏名 | 安藤 雄一 |
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医学部卒業年 | 1990年 |
専門医、取得年 | 2009年 |
他の資格 | |
主な経歴 | 2012年5月 化学療法部教授 |
小児血液・がん専門医が勤務する施設との連携
主な連携施設名 | 自施設 |
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連携件数 | 2020年 10件 |
横断的事項
チーム医療関連
軟部肉腫に関するTumor Boardの定期的な開催状況 |
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2022年07月07日:整形外科医または形成外科医,がん薬物療法専門医,放射線治療医:一般外科医、緩和ケア科、乳腺外科、リハビリテーション科:2022年06月09日:整形外科医または形成外科医,がん薬物療法専門医,放射線治療医:一般外科医、緩和ケア科、呼吸器内科、呼吸器外科、リハビリテーション科:2022年05月12日:整形外科医または形成外科医,がん薬物療法専門医,放射線治療医:一般外科医、緩和ケア科、泌尿器科、リハビリテーション科:2022年04月14日:整形外科医または形成外科医,がん薬物療法専門医,放射線治療医:一般外科医、緩和ケア科、呼吸器内科、リハビリテーション科:2022年03月10日:整形外科医または形成外科医,がん薬物療法専門医,放射線治療医:一般外科医、緩和ケア科、リハビリテーション科 |
外科医、がん薬物療法専門医、放射線治療医の定常的参加の有無 | ○ |
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必要に応じた病理医の参加実績の有無 | ○ |
関連する常勤職員配置の有無
リハビリテーション 専門医 |
理学療法士 |
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○ | ○ |
作業療法士 | 精神科医 |
○ | ○ |
臨床心理士 | 社会福祉士/ 精神福祉士(MSW) |
○ | ○ |
診療科の有無
総合診療科 | 小児科 | 皮膚科 |
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○ | ○ | ○ |
精神科 | 外科 | 産婦人科 |
○ | ○ | ○ |
眼科 | 耳鼻咽喉科 | 泌尿器科 |
○ | ○ | ○ |
脳神経外科 | 救急科 | |
○ | ○ |
研究関連
生検・手術検体の凍結保存 | ○ |
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軟部肉腫の患者が参加可能な治験、臨床試験(I~III相)
臨床試験件数 | 2019年 ~ 2020年 5件 |
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軟部肉腫に関する英文論文の年1篇以上の掲載
代表的な論文のタイトル | Phase II clinical trial of pazopanib for patients with unresectable or metastatic malignant peripheral nerve sheath tumors. Phase II trial of pazopanib in patients with metastatic or unresectable chemoresistant sarcomas: A Japanese Musculoskeletal Oncology Group study. |
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骨・軟部腫瘍(肉腫)専門の国際学会(CTOS, ISOLS)の会員である職員の有無
CTOS会員 | ISOLS会員 | 基礎生物学的研究を実施できる設備の有無 |
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○ | ○ | ○ |
院外連携・教育・診療連携関連
定期的な多施設合同の症例カンファレンスの開催 | ||
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開催有無 | 開催有無 | ○ |
頻度 | 頻度 | 月1回 |
外部施設に所属する医師に対して行っている教育的プログラムについての説明 |
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・名古屋結合組織腫瘍研究フォーラム(年2-3回実施、出席者30人程度)・名古屋運動器腫瘍セミナー(年1回実施、参加者70人程度) |
退院例のフォローアップや連携についての説明 |
基本的に自院にてフォローアップ。術後リハビリテーションを継続して行う場合は住居地近くの整形外科関連施設へ紹介。遠隔地で自院フォローアップが困難な場合は患者住居地近隣の骨軟部腫瘍専門施設へ紹介。自施設あるいは名古屋医療センターで化学療法を実施した小児例については、晩期を含めた化学療法による合併症を自施設あるいは名古屋医療センター小児科で20歳を超えるまでフォローアップ。 |
他院を紹介することになる可能性が高い合併症についての説明 |
自院ですべて対処可能。逆に肉腫患者で、透析患者・DMコントロール不良患者・重度循環器疾患併存患者・血管外科の介入が必要な患者などは、愛知県がんセンターから当院へ紹介。今後、分子標的治療薬の多様化などが進むと、それらによる耐糖能異常など、専門家医師がいない病院(がんセンター含む)での総合的診療が困難な肉腫患者が増えてくると予想。あるいはがんセンターでの各専門領域医師の充実化を図るかの方策が必要と考える。 |