四肢軟部肉腫
希少がんの種類別に治療やセカンドオピニオンなどの対応状況を掲載しています。
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実績
院内がん登録件数(2020年の実績)
院内がん登録総数(含む診断のみ、他院治療開始後治療など) | 132件 |
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うち、初回治療開始件数 | 81件 |
部位別初回治療開始件数
上肢(患者数) | 7-9件 |
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下肢(患者数) | 40件 |
体幹(非内臓)(患者数) | 34件 |
進行例・再発初診の診療実績件数
四肢軟部肉腫IV期の症例数 | 1-3件 |
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他院治療開始後(含再発)初診症例数 | 51件 |
初診から治療開始までに要する日数
年 | |
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中央値 | |
平均値 |
治療種別(2019年の実績)
四肢軟部肉腫の手術件数
初発根治・ 再建有り (件数) |
初発根治・ 再建無し (件数) |
再発広範囲 切除手術 (件数) |
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25件 | 45件 | 26件 |
手術以外の治療を施行した人数
放射線治療 (患者数) |
治験を含む薬物療法 (患者数) |
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46人 | 44人 |
セカンドオピニオン(2020年の実績)
セカンドオピニオン症例件数(来院時に四肢軟部肉腫の診断/疑いのもの) | 125件 |
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診断
病理診断
術中迅速診断が実施できる体制の有無
術中迅速診断が実施できる体制の有無 | ○ |
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常勤の病理専門医
氏名 | 吉田 朗彦 |
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医学部卒業年 | 2002年 |
専門医、取得年 | 2011年 |
他の資格 | 医学博士 |
主な経歴 | レジデンシー: 東京大学付属病院、St.Luke’s-Roosevelt Hospital/Beth Israel Medical Center (NY) フェローシップ: Memorial Sloan-Kettering Cancer Center (NY) |
他施設の軟部肉腫専門医の病理専門医との連携
主な連携施設名 | |
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自施設に(骨)軟部腫瘍診断のコンサルタントが勤務している | はい |
連携件数 | 2020年 0件 |
軟部肉腫診断における国立がん研究センター病理診断コンサルテーション提出件数 | 0件 |
軟部肉腫診断における日本病理学会・病理診断コンサルテーション提出件数 | 0件 |
放射線診断
常勤の放射線診断専門医
常勤の放射線診断専門医 | ○ |
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PET検査を実施できる施設
主な連携施設名 | 自施設 |
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治療
外科手術
常勤の軟部肉腫専門の外科医1
氏名 | 川井 章 |
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診療科 | 整形外科 |
医学部卒業年 | 1985年 |
専門医、取得年 | 1993年 |
他の資格 | 医学博士、認定骨・軟部腫瘍医、リハビリテーション学会専門医、臨床腫瘍学会暫定指導医、がん治療認定医 |
主な経歴 | 1985年岡山大学医学部卒業留学:1996-99 Memorial Sloan-Kettering Cancer Center, Research Fellow |
常勤の軟部肉腫専門の外科医2
氏名 | 小林 英介 |
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診療科 | 整形外科 |
医学部卒業年 | 2001年 |
専門医、取得年 | 2008年 |
他の資格 | 医学博士、認定骨・軟部腫瘍医、がん治療認定医、日本体育協会公認スポーツドクター |
主な経歴 | 2001年慶応義塾大学医学部卒業留学:2010-12 Harvard University, Massachusetts General Hospital, Research Fellow |
整形外科・形成外科専門医の常勤医数
整形外科 | 10人 |
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形成外科 | 6人 |
形成外科的再建手術の可否
自施設における形成外科的再建手術の可否 | 可能 |
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小児に対応可能な外科医との連携
主な連携施設名 | 自施設 |
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連携件数 | 2020年 0件 |
上記の施設は小児がん拠点病院である | いいえ |
上記の施設は小児血液・がん専門医認定研修施設である | はい |
上記の施設は日本小児がん研究グループ(JCCG) A会員施設である | はい |
放射線治療
常勤の放射線治療医
氏名 | 井垣 浩 |
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医学部卒業年 | 1995年 |
専門医、取得年 | 2000年 |
他の資格 | 医学博士、がん治療認定医、第1種放射線取扱主任者 |
主な経歴 | 2003-2005年 筑波大学にて陽子線治療の治験および臨床試験に関与2005-2014年 東京大学他で主に高精度放射線治療に従事2014年より 国立がん研究センターで新規放射線治療技術の治験・臨床試験を担当 |
重粒子線(または陽子線)治療を実施できる施設
主な連携施設名 | 放射線医学総合研究所 |
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薬物療法
軟部肉腫に対して薬物治療を実施する場合、標準治療を提供している
軟部肉腫に対して薬物治療を実施する場合、標準治療を提供している | ○ |
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軟部肉腫に対する薬物治療を実施可能な常勤のがん薬物療法専門医
氏名 | 米盛 勧 |
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医学部卒業年 | 1993年 |
専門医、取得年 | 2007年 |
他の資格 | 日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器学会専門医 |
主な経歴 | 国立国際医療研究センター及び国立がん研究センターでがんの薬物療法の専門性を高め、新薬の第I相治験、固形がんや希少がん(肉腫領域を含む)の医師主導治験の治験責任医師を多数担当し臨床開発に精通した腫瘍内科医です。規制当局の経験:2007-2010:医薬品医療機器総合機構(PMDA)留学:2014-2015:米国がん研究所(NCI)・医薬食品局(FDA) |
小児血液・がん専門医が勤務する施設との連携
主な連携施設名 | 自施設 |
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連携件数 | 2020年 0件 |
横断的事項
チーム医療関連
軟部肉腫に関するTumor Boardの定期的な開催状況 |
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2022年07月27日:整形外科医または形成外科医,がん薬物療法専門医,放射線治療医,病理医:2022年06月15日:整形外科医または形成外科医,がん薬物療法専門医,放射線治療医,病理医:2022年05月13日:整形外科医または形成外科医,がん薬物療法専門医,放射線治療医,病理医:2022年04月20日:整形外科医または形成外科医,がん薬物療法専門医,放射線治療医,病理医:2022年03月16日:整形外科医または形成外科医,がん薬物療法専門医,放射線治療医,病理医 |
外科医、がん薬物療法専門医、放射線治療医の定常的参加の有無 | ○ |
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必要に応じた病理医の参加実績の有無 | ○ |
関連する常勤職員配置の有無
リハビリテーション 専門医 |
理学療法士 |
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○ | ○ |
作業療法士 | 精神科医 |
○ | ○ |
臨床心理士 | 社会福祉士/ 精神福祉士(MSW) |
○ | ○ |
診療科の有無
総合診療科 | 小児科 | 皮膚科 |
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○ | ○ | ○ |
精神科 | 外科 | 産婦人科 |
○ | ○ | ○ |
眼科 | 耳鼻咽喉科 | 泌尿器科 |
○ | ○ | ○ |
脳神経外科 | 救急科 | |
○ | × |
研究関連
生検・手術検体の凍結保存 | ○ |
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軟部肉腫の患者が参加可能な治験、臨床試験(I~III相)
臨床試験件数 | 2019年 ~ 2020年 5件 |
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軟部肉腫に関する英文論文の年1篇以上の掲載
代表的な論文のタイトル | Perioperative Adriamycin plus ifosfamide vs. gemcitabine plus docetaxel for high-risk soft tissue sarcomas: randomised, phase II/III study JCOG1306. Safety and effectiveness of eribulin in Japanese patients with soft tissue sarcoma including rare subtypes: a post-marketing observational study. |
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骨・軟部腫瘍(肉腫)専門の国際学会(CTOS, ISOLS)の会員である職員の有無
CTOS会員 | ISOLS会員 | 基礎生物学的研究を実施できる設備の有無 |
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○ | ○ | ○ |
院外連携・教育・診療連携関連
定期的な多施設合同の症例カンファレンスの開催 | ||
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開催有無 | 開催有無 | ○ |
頻度 | 頻度 | 年に2-3回 |
外部施設に所属する医師に対して行っている教育的プログラムについての説明 |
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本邦で軟部肉腫の実臨床を経験できる施設は非常に限られています。当院では骨軟部腫瘍科、乳腺腫瘍内科、放射線治療科、病理診断科を始めとして軟部肉腫にかかわるすべての診療科において、充実した若手医師への教育プログラム(レジデント制度)を提供しております。具体的には初期臨床研修もしくは診療科の初期研修を終えた医師を対象に任期6ヵ月-5年の研修期間を設け、軟部肉腫を体系的に学べる場を提供しております。この期間には軟部肉腫に関わる診療科を複数ローテーションすることで、診療や治療に必要な知識を横断的に学ぶことができます。また研修前後に当院に併設する研究所で、基礎研究を行うこともできます。2012年度からはリサーチマインドを持つ臨床医育成のため、国立がん研究センターと慶應義塾大学や順天堂大学の大学院医学研究科において連携大学院制度が始まりました。当院での研究の成果をもって学位の取得も可能です。以上のような臨床と基礎研究にまたがる充実した教育プログラムは若手医師育成のための本院の最も大きな特徴でもあります。 |
退院例のフォローアップや連携についての説明 |
当院では医療ソーシャルワーカーを中心とした多職種の医療チームを介して、退院後に適切な医療を提供する医療機関を紹介できる相談支援センターを設置しております。退院後のフォローのみならず、ご本人やご家族が、がんの治療を受けるうえでの不安や悩み、療養生活や仕事のことについて気軽に相談していただけるような窓口にもなっております。当院が連携している医療機関は首都圏を中心に全国に数多くあり、当院との密接な地域医療連携を実現しております。また当院の特徴として国を超えて受診される患者さんも多くいらっしゃいます。外部機関を介することで、海外の患者さんの受け入れや連携も積極的に行っております。 |
他院を紹介することになる可能性が高い合併症についての説明 |
四肢に軟部肉腫を有する患者さんで維持透析を行っている患者さん、妊娠の可能性がある、もしくは実際に妊娠されている患者さんについては当院での専門対応が困難なことから、大学病院を始めとする専門施設を紹介しております。 |